フィリピンのインフラ事情

インフラ整備の遅れも、フィリピンでの生活が不便に感じる原因です。例えばフィリピンのインターネット状況は、フリーのWi-Fi等も街中のコーヒーショップ等で使えますが、スピードが遅く、また、天候等にも左右されて使い勝手がよくありません。有料でのサービスも料金は日本に比べると高く、その割にはスピードが不安定で、天候によっては使えなくなることもあります。

交通渋滞も深刻な問題です。近年は経済成長に伴い車も増えているため渋滞は年々酷くなっています。また、道路や排水口が整備されていないために雨期には道路等の冠水が多く発生します。一般道、高速道路や地下鉄等の交通インフラの整備は緊急の課題となっています。以前よりは改善されていますが、突然の停電や計画停電もあります。また、フィリピンではまだ水道水を飲むことはできません。インフラ整備の遅れからくるこのような環境は、フィリピンに滞在して不便に思う事の一つであるはずです。

《対策》
フィリピン政府もやっとインフラ整備に力を入れ始めています。現在は、多くの外国企業、外国人の滞在するマニラやマニラ近郊の整備を中心的に行っています。現在のフィリピンは首都のマニラに人口や経済が集中していますので地方との格差が非常に大きいのも大きな特徴です。ただ、マニラやマニラ近郊に滞在をすれば、インターネットのスピードなども日本と同じとまではいきませんが、日本に近い感覚で生活をすることが出来ます。
もちろん当校の学校や宿舎でも、基本的にはそこまで不便を感じることなく、Wi-Fiを使っていただくことができます。
水道水は絶対に飲まないでください。(水道水をそのまま飲めるのは世界でも日本を含め十数か国程度です。)

飲料水はペットボトルを購入します。ただし路上で売られているペットボトルは注意が必要です。大型スーパーやショッピングモールなら安心です。レストランで出される無料の水も注意してください。ペットボトルを持参されるのが安心です。
飲料水も当校や宿舎ではウォーターサーバーを設置しています。飲料水としてだけでなく、歯磨きにも使用していただくことができます。